黒字転換を達成し、債務超過を解消することができました。
当第2四半期累計期間においては、2011年2月末にエスプール総合研究所の全株式を同社経営陣に譲渡したことから、前年同期比で売上高では162百万円、営業利益では70百万円の減少要因が発生しました。
しかしながら、主力事業(人材派遣、アウトソーシング)が好調だったことで減少分を上回る売上を獲得したことに加え、コスト削減と売上総利益率の改善を図った結果、連結売上高は2,937百万円(前期比6.6%増)と2期ぶりの増収を達成し、連結営業利益は5百万円(前期から186百万円の改善)と黒字化を達成することができました。
また、上述のエスプール総合研究所の株式譲渡によって43百万円の特別利益が発生したことから、第2四半期末時点では債務超過を解消することができました。
安定経営を目指して収益力の強化に努めます。
2009年秋のリーマン・ショックに端を発した世界同時不況から取り組んできた事業構造改革も、ようやく完了することができました。また、東日本大震災の業績への影響も限定的で、通期計画に対する進捗も概ね堅調に推移しています。当第3四半期以降については、成長軌道への本格的な回帰を目指して、「売上の拡大」と「収益力の向上」に努めてまいります。具体的には、各事業を「事業拡大を積極的に進める分野」、「自らの得意領域・強みに磨きをかけることに注力する分野」、「早期の収益化を目指す分野」に分類するとともに、それぞれの事業の戦略を明確にした取り組みを進めてまいります。
この後半で、さらなる業績の上積みを図り、通期の報告では、株主の皆様へより良いご報告ができるように努力してまいります。